【画像】リアルからくりサーカス?操り人形遣い師結城孫三郎・一糸【白の美術館】

私の大好きな漫画のひとつに『からくりサーカス』という漫画があります。

『うしおととら』を描いた藤田和日郎さんの作品です。

人間の倍ほどの大きな糸操り人形を操る人形遣いと自動人形(オートマタ)との闘い。
中国拳法、サーカス芸人達や錬金術など壮大なストーリーが描かれ、めちゃくちゃ泣き、そして笑い感動する漫画。

それが『からくりサーカス』なのですが、その素晴らしさは語りだすと止めどないし、膨大な情報量の巨編なので読んで頂くとして…

今日はそんな私をワクワクさせる題材の詰め合わせのようなからくりサーカスのメインとも言える操り人形師

漫画内では主役のしろがねなど、海外の操り人形師に加え代々からくり人形を作り続けた一族のいる黒賀村、そして操る人達として黒賀の者という日本の人達も出てきます。

そしてそれは漫画の中のお話だけではなく、実際に日本には操り人形の長い歴史があり、現在も続いているんです。



現代の糸操り人形芝居

今回は主に寛永12年 (1635年)から続く『結城座』とその代表である結城孫三郎とその三男の結城一糸が立ち上げた『糸あやつり人形一糸座』について調べました。

もちろん漫画のように人間の倍以上も大きなというのは無理ですが、実際の糸あやつり人形も非常に面白いです。

人形劇というと最近ではNHKなどで使われたりしている印象でしょうか?

『糸あやつり人形一糸座』はテレビアニメの「働くお兄さん!」のオープニングを作成していたり、また海外公演なども行っていて、注目を浴びているようです。

また古典などだけでなく現代劇も行っているので現在でも見やすい工夫がなされています。

今年は2016年に公演された人形音楽劇「泣いた赤鬼」の再演が7月に行われるそうです。

2015年にはクラウドファウンディングで33万円を集め、日本同様、糸あやつり人形が伝統芸能として根付くチェコと日本の人形の共演を果たしたこともあります。

結城座では現在も人形遣いの入門塾を開くなど伝統を続かせる努力をしています。



結城孫三郎という人形遣い師

3月7日に放送された「白の美術館」で目にした人形遣い師。

結城孫三郎

彼が現在の結城座の代表で12代目にあたります。


画像元:EU MAG

人形劇には、人形につけた糸を動かして操作する「糸あやつり人形」や直接人形を持って操作する「手遣いの人形」がある。糸あやつり人形の「結城座」は、1635年に江戸の葺屋町(ふきやちょう、現在の東京・人形町)で、初代結城孫三郎が旗揚げした。江戸幕府公認の劇場「五座」の一つである。五座は、結城座のほかに、手遣いの人形の薩摩座、歌舞伎三座(市村座、中村座、河原崎座)で、これらの劇場は、その後、東京・浅草の猿若町(さるわかまち)に移された。明治期には、全ての劇場が取り払われ、薩摩座は姿を消し、歌舞伎三座も名称のみの継承となり、現在も「座」として存続するのは結城座のみ。江戸糸あやつり人形を継承する唯一の劇団でもある。
EU MAGより抜粋
すごいですよね…江戸幕府公認の座。

取り上げられ、話題になっているのが海外だということが世知辛いなぁと感じてしまいます。

日本の誇るべき伝統芸能のひとつなので、時代は移り変わるとはいえ今後も続いてほしいと思います。

糸あやつり人形がすごいことのひとつには無論人形の扱いにあるんですが、私がそれ以上に驚いたのは声を合わせるのもあやつり師であるということ。

考えてみれば動きに合わせ、ということで最も効率的で良い作品作りのため当たり前とも言えるかもしれませんが、

操りながら役として演技の声を出す…これは物凄いことだなと。

そしておそらく皆さんが想像している以上に、人形たちはあやつり師の手によって生き生きと、生々しい動きをすることに驚くと思います。

文字通りあやつり人形師は人形に命を与えているのです。

海外だから物珍しくて評価されてるんだろう?

有り得ないです。

マクベスを、あのマクベスを演目として世界中で公演を行い、
「マクベスは結城座のために書かれた」
とまで言わしめ。大絶賛されたんです。

観てみたくなっちゃいますよね?

そんな世界の誇れる素晴らしい日本の技術。

観れなくなってしまわないように、もっと足を運ぼう。

そう思いました。

それではSee you~!!



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Kazinga!

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器用貧乏ならぬ器用リッチ。日本を拠点に海外を転々としたりしています。 好きな言葉『為せば成る為さねばNOOO!!』刈上げ女子に萌える30代♀